“巨摩”の読み方と例文
読み方割合
こま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実際私は昨年十月二十四日に山梨県北巨摩こま郡穂坂村の疎開先きから帰宅した。以来何んだか新世界へ生まれて来たような気持ちである。
叔父の手記によれば、みどう家は、巨摩こま郡ぜんたいの土着民から、(ひそかに)領主のような、尊敬を受けているそうである。
山彦乙女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
然らば甲斐の何処に居を占めていたのであろうか、高麗人が居た為に地名となった巨摩こま郡はあるが、百済人が居た為に地名となった百済郡というのがない。
マル及ムレについて (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)