トップ
>
巧言令色
>
こうげんれいしょく
ふりがな文庫
“
巧言令色
(
こうげんれいしょく
)” の例文
私は、この小説を当然の存在にまで
漕
(
こ
)
ぎつけるため、泣いたのだ。私は、死ぬるとも、
巧言令色
(
こうげんれいしょく
)
であらねばならぬ。鉄の原則。
めくら草紙
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
しかし聖賢はこれを
巧言令色
(
こうげんれいしょく
)
というね。逃げた土地の先住民は大迷惑であるし、洪水にまかせる
大沃野
(
だいよくや
)
は実利の大損だ。
武者ぶるい論
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
もしくは
巧言令色
(
こうげんれいしょく
)
の人に接したあとで無為に化する人に逢ったような、深い喜びを感ずるであろう。
城
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
しかも、今の彼たるや人臣の栄爵を極め、その最高にある身だけに、その
巧言令色
(
こうげんれいしょく
)
にたいする歓びも受けいれかたも、とうてい、宮門警手の一上官などの比ではない。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なおこれと関連して世に誤解された教訓は、「
巧言令色
(
こうげんれいしょく
)
鮮
(
すくない
)
かな
仁
(
じん
)
」ということである。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
▼ もっと見る
「
巧言令色
(
こうげんれいしょく
)
をお喜びになる傾向がある。困ったものです」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
巧言令色
(
こうげんれいしょく
)
の徳を信じていたので、一時間ほど、かの友人の背中さすって、
尿器
(
にょうき
)
の世話、将来一点の微光をさえともしてやった。
創生記
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「
巧言令色
(
こうげんれいしょく
)
の人、
阿諛謟佞
(
あゆてんねい
)
の人」
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
巧
常用漢字
中学
部首:⼯
5画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
令
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“巧言令色”で始まる語句
巧言令色足恭