左臂さび)” の例文
槐葉前蹤を期し難し、と云って、少し厭味いやみを云って置いて、柳枝左臂さびに生ずべしと、荘子を引張り出してオホンと澄ましたところなどは、成程気位の高い公任卿を破顔させたろうと思われる。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)