巣窟すみか)” の例文
「いやこれはありそうなことだ。泥棒の巣窟すみかへ泥棒が忍び込む気遣いはないからな、それで用心しないのだろう」彼は中へはいって行った。玄関の間は六畳らしく燈火ともしびがないので暗かった。
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)