川面かわつら)” の例文
情を知らぬ夕霧め、川面かわつら一面に立て込めてその人の姿をよく見せない,あれが貌かというほどに、ただぼんやりと白いものが、ほんのかすかに見えるばかり。
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
瀬の音がごう/\/\、ざあ/\ざあと川面かわつら一面に響く。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)