“川上音二郎”の読み方と例文
読み方割合
かわかみおとじろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その年の七月、かの川上音二郎かわかみおとじろう君が私をたずねて来て、新たに革新興行の旗揚げをするに就いて、維新当時の史劇を書いてくれと云った。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
とかくして滞在中川上音二郎かわかみおとじろう一行いっこう、岡山市柳川座やながわざに乗り込み、大阪事件を芝居に仕組みて開場のはずなれば、是非見物し給われとの事に、厚意こうい黙止もだしがたく、一日両親を伴いて行き見るに
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
彼女の過去は亡夫川上音二郎かわかみおとじろうと共にめた辛酸であった。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)