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巌流
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がんりゅう
ふりがな文庫
“
巌流
(
がんりゅう
)” の例文
富田流
(
とだりゅう
)
の刀法を
鐘巻自斎
(
かねまきじさい
)
にうけ、
居合
(
いあい
)
を吉川家の食客片山
伯耆守
(
ほうきのかみ
)
久安から
皆伝
(
かいでん
)
され、それにも甘んじないで自ら
巌流
(
がんりゅう
)
という一流を立てたほどの者で
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小次郎は元来富田勢源の高弟で、勢源門下に及ぶ者がなくなり、勢源の弟の次郎左衛門にも勝ったので、大いに自信を得て「
巌流
(
がんりゅう
)
」という一派をひらいた男である。
青春論
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
よく耳に留めておけ、刀法は富田五郎左衛門が歿後の弟子、抜刀の
技
(
わざ
)
は、片山
伯耆守久安
(
ほうきのかみひさやす
)
の秘奥をきわめて、自ら
巌流
(
がんりゅう
)
とよぶ一流を工夫した小次郎であるぞ。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さらば隅田河原に来い、幾名とでも
立対
(
たちむか
)
って、
巌流
(
がんりゅう
)
が秘術と、物干竿の斬れ味を見せて進ぜるといったところ、今日五名して待つというので出向いたまでです。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すでに
巌流
(
がんりゅう
)
という一派をすら自称しているとあるし、これも、ざらにある豪傑とは思われない。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「
巌流
(
がんりゅう
)
と称します」
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(
巌流
(
がんりゅう
)
様——)
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
巌
漢検準1級
部首:⼭
20画
流
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
“巌流”で始まる語句
巌流島
巌流碑