“がんりゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巌流57.1%
岸柳28.6%
巌柳14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小次郎は元来富田勢源の高弟で、勢源門下に及ぶ者がなくなり、勢源の弟の次郎左衛門にも勝ったので、大いに自信を得て「巌流がんりゅう」という一派をひらいた男である。
青春論 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
後は説明するまでもなくあの岸柳がんりゅう佐々木小次郎のほかの何人なんぴとでもない。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宮本無三四むさしは、佐々木巌柳がんりゅうを打ち倒しても、まだその生死のほどを見極めるまでは、近寄ることをしなかった。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)