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嶺南
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れいなん
ふりがな文庫
“
嶺南
(
れいなん
)” の例文
翌年、
監察御史
(
かんさつぎょし
)
、
陳郡
(
ちんぐん
)
の
袁傪
(
えんさん
)
という者、勅命を奉じて
嶺南
(
れいなん
)
に
使
(
つかい
)
し、
途
(
みち
)
に
商於
(
しょうお
)
の地に宿った。
山月記
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
『鉄心遺稿』に「
至日
(
しじつ
)
邸舎小集、
磐渓
(
ばんけい
)
、
嶺南
(
れいなん
)
、
畏堂
(
いどう
)
、
可医
(
かい
)
、枕山、湖山、南園、秋航、雲如、
豹隠
(
ひょういん
)
、
蘆洲
(
ろしゅう
)
、
瓦雞
(
がけい
)
ノ諸子ト同ジク賦ス。(略)コノ日歓甚シ。痛飲シテ兵ヲ談ズ。」
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
今でも南海の産という言葉を、心軽く使っている人も有るようだが、古くは
嶺南
(
れいなん
)
の陸路は通じなかったのみでなく、海まで
降
(
お
)
りて行けば必ず手に入ると、いうものでは決してなかったのである。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“嶺南”の解説
嶺南(れいなん)は、福井県の山中峠・木ノ芽峠・栃ノ木峠以南の地域名。令制国の若狭国全域と越前国敦賀郡(現・敦賀市)に相当する。若狭地方と呼ばれることもあるが、若狭国とは範囲が異なる。
(出典:Wikipedia)
嶺
漢検準1級
部首:⼭
17画
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
“嶺南”で始まる語句
嶺南人