“崇顕”の読み方と例文
読み方割合
そうけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「たれか聞いておけ。つかのま、具足を解いて、肌の汗を拭いたい。崇顕そうけんでも駿河でも、その間に戦況を聞きおいてくれい」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは、廊の外へきていた金沢ノ入道崇顕そうけんの声だった。が、目もくれずに。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
念をおされると、金沢の崇顕そうけんは、それにも、あとのことばが出なかった。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)