岐機きき)” の例文
が、秀吉が、かくも沁々しみじみ、真面目に心事を語るのは、めずらしいことだった。それは彼が、いまや天下にさん抱懐ほうかいしょぶるに当って、この年の初めを、まさに重大な岐機ききと見
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)