山頭やまがしら)” の例文
山頭やまがしらの炭焼の老人にも訊いた。鈴を鳴して橇道を滑走して来る橇の一隊をさへぎつて、皆なに訊いたが、一様に首をかしげて顔を見合せてゐるだけだつた。
寄生木と縄梯子 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)