トップ
>
『寄生木と縄梯子』
ふりがな文庫
『
寄生木と縄梯子
(
やどりぎとなわばしご
)
』
「ヤドリ木——知つてゐますか?」 「……知らんのう、実物を見たら、あゝ、これか——と思ふかも知んないが……ヤドリ木?聞いたこともない。」 誰に訊ねても同じ返答ばかりであつた。私は、小屋を出てから同じ質問を若い木挽にも訊いた。山頭の炭焼の老人 …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「婦人サロン 第二巻第十二号」文藝春秋社、1930(昭和5)年12月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
目眩
(
めくら
)
午前
(
ひるまへ
)
山頭
(
やまがしら
)