くつ)” の例文
公主は白い腕をべ、さきの尖ったくつをはいて、軽く燕の飛ぶように空を蹴って、雲の上までからだを飛ばしていたが、間もなくやめて侍女達にたすけられて下におりた。侍女達は口ぐちに言った。
西湖主 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「馬鹿だなあ。君はなぜ細君さいくんや子供をやぶくつのようにてたのだ。」
成仙 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)