“居留地”の読み方と例文
読み方割合
きょりゅうち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ポチは、妹と弟とをのければ、ぼくのいちばんすきな友だちなんだ。居留地きょりゅうちに住んでいるおとうさんの友だちの西洋人がくれた犬で、耳の長い、のふさふさした大きな犬。
火事とポチ (新字新仮名) / 有島武郎(著)
長崎も居留地きょりゅうちを見なければ貿易港気分は味わえないとあって、先ず大浦へとこころざした。電車道へ出ると間もなく洋館の並んだ海岸を一直線に走って、長崎ホテルのところから又直ぐに引き返した。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)