“尾萱”の読み方と例文
読み方割合
おがや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時、不意に風でも吹き起ったもののように、サーッと尾萱おがやの鳴る音が、行手ではなく、自分たちが今たどって来た道筋から起ったかと思うと、月影に見ゆるのは、旅人らしい一箇の人影です。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)