就褥しゅうじょく)” の例文
余はすでに就褥しゅうじょくしたれどもわざわざ起きて見れば、真っ黒の中に一尺四方くらいの間、白色を呈し、なにものか横臥しているようなる形である。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
老となく、少となく、皆直ちに首肯して、その道筋を教え申さむ。すなわち行きて一泊して、就褥しゅうじょくのちに御注意あれ。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)