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尨大
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ばうだい
ふりがな文庫
“
尨大
(
ばうだい
)” の例文
小さい窓に雪の降りこめてゐるのを眺め、富岡は、
尨大
(
ばうだい
)
で
威嚇的
(
ゐかくてき
)
な人間社会の切断面を
覗
(
のぞ
)
いた気がした。自分の心は何処にもない。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
黒岩の頂は惜しくも雲に隱されたが、其の
尨大
(
ばうだい
)
な山容と、見下ろす黒澤の谷はひし/\と身に迫る樣な深い趣があつた。
黒岩山を探る
(旧字旧仮名)
/
沼井鉄太郎
(著)
海を越した鈴鹿山脈には、雪が白く、右に偏つて
尨大
(
ばうだい
)
な伊吹山の半ば白くなつてゐるのが手に取るやうに見えた。
知多の野間で
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
“尨大”の意味
《形容動詞》
厖大。
(出典:Wiktionary)
尨
漢検1級
部首:⼪
7画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
“尨”で始まる語句
尨犬
尨毛
尨
尨然
尨躯
尨雑