小針こばり)” の例文
一人の年若い女が御器所ごきその方から跣足はだしで歩いて来るのを、巡邏中の警官が見つけて、ひそかにあとをつけて行くと、女は中央線の高架線路の小針こばりの踏切りを上りかけたそうです。
好色破邪顕正 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)