小皿盛こざらもり)” の例文
餌食が其の柔かな白々しろじろとした手足をいて、木の根の塗膳ぬりぜん錦手にしきで小皿盛こざらもりと成るまでは、精々せいぜい、咲いた花の首尾を守護して、夢中に躍跳おどりはねるまで、たのしませて置かねば成らん。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)