小松魚こがつお)” の例文
御柱みはしらを低くのぞいて、映画か、芝居のまねきの旗の、手拭てぬぐいの汚れたように、渋茶と、あいと、あわれあわび小松魚こがつおほどの元気もなく、さおによれよれに見えるのも、もの寂しい。
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)