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小悪
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こにく
ふりがな文庫
“
小悪
(
こにく
)” の例文
旧字:
小惡
宗助は縁から
跣足
(
はだし
)
で飛んで下りて、小六の頭を
擲
(
なぐ
)
りつけた。その時から、宗助の眼には、小六が
小悪
(
こにく
)
らしい小僧として映った。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
婆「なに
宜
(
い
)
い、あんな者に
上手
(
じょうず
)
を
遣
(
つか
)
うからいけねえ……あなた本当に此の
娘
(
こ
)
はお客の前へ出るとはら/\する
性質
(
たち
)
でいけません、あんな
小悪
(
こにく
)
らしいぎす/\した奴は有りません」
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
けれども泣くくらいだから、どこか不安な所があるのだろう。聞いていると、しまいにはこっちが不安になって来る。時によると
小悪
(
こにく
)
らしくなる。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
けれども彼の不思議に感じたのは、これほどの激語を放つ主人の態度なり口調なりに、
毫
(
ごう
)
も毒々しいところだの、
小悪
(
こにく
)
らしい点だのの見えない事であった。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“小悪”の意味
《名詞》
小 悪(しょうあく)
小さな悪事。
(出典:Wiktionary)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
悪
常用漢字
小3
部首:⼼
11画
“小悪”で始まる語句
小悪魔
小悪戯
小悪口