“小天”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おあま50.0%
こあま25.0%
こてん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私が大学へ移ったのと入り代わりぐらいに、りょう熊本くまもとの高等学校へはいった。同じ写生帳の後半にはそこの寄宿舎や、日奈久温泉ひなぐおんせん三角港みすみこう小天おあまなどの小景がある。
亮の追憶 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
旅客は、小さい枝付きの蜜柑みかんなどを買って、喰べながら歩いたりする。小天こあま蜜柑とかいって、古くからこの辺の冬を彩っていたものらしい。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
別府晋介また、別路から、小天こてん街道に赴いて海岸線を守ったが、此日、朝の十時から昼の三時に至る間激戦少しも止まず、官薩の死傷相匹敵したと云う。
田原坂合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)