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寡婦
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くわふ
ふりがな文庫
“
寡婦
(
くわふ
)” の例文
収穫は次第に
耗
(
へ
)
つて、家が貧しくなつて、跡には母と私とが殆ど無財産の
寡婦
(
くわふ
)
孤児として残つた。
啻
(
ただ
)
に寡婦孤児だといふのみではない。私共は
刑余
(
けいよ
)
の人の妻子である。日蔭ものである。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
自分ながら心配でならぬ——一体、僕は貞婦両夫に
見
(
まみ
)
えずといふ在来の道徳主義を非とする者で、天下の
寡婦
(
くわふ
)
は再婚すべしといふ論者であるのだ、事情の許さるゝものは兎も角も、いや
未亡人と人道問題
(新字旧仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
千の
寡婦
(
くわふ
)
等も
ランボオ詩集
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
“寡婦”の意味
《名詞》
寡 婦(かふ、やもめ)
夫と死別または離婚して再婚していない女性。
(出典:Wiktionary)
寡
常用漢字
中学
部首:⼧
14画
婦
常用漢字
小5
部首:⼥
11画
“寡婦”で始まる語句
寡婦暮
寡婦様
寡婦鶏
寡婦殉死