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寛濶
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おうやう
ふりがな文庫
“
寛濶
(
おうやう
)” の例文
取り分け職人仲間の中でも世才に疎く心好き
吾夫
(
うちのひと
)
、腕は源太親方さへ去年いろ/\世話して下されし
節
(
をり
)
に、立派なものぢやと賞められし程
確実
(
たしか
)
なれど、
寛濶
(
おうやう
)
の
気質
(
きだて
)
故に仕事も取り
脱
(
はぐ
)
り勝で
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
御開帳の
幟
(
のぼり
)
のやうに頭を振つて居るさまを見られたら
何程
(
なんぼ
)
十兵衞殿
寛濶
(
おうやう
)
な気性でも、お気の毒ながら
魂魄
(
たましひ
)
がふはり/\とならるゝであらう、蔭で強いのが役にはたゝぬ、さあ/\一所に来たり来たり
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
寛
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
濶
漢検1級
部首:⽔
17画
“寛濶”で始まる語句
寛濶派手者