寄木細工よせきざいく)” の例文
しかるにこれを筆舌にのぼすときは、語をかさねて句をし、句を積みて章を作し、一の零碎の景に接するに他の零碎の景を以てす。たとへば寄木細工よせきざいくの如し。
枕元の小卓の上に、美しい寄木細工よせきざいく小函こばこが置いてあった。彼は何気なく、それを手に取って訊ねた。
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)