宿願しゅくがん)” の例文
年来の宿願しゅくがんであった金毘羅こんぴらまいりを思い立って、娘のおげんと下男の儀平をつれて、奥州から四国の琴平ことひらまで遠い旅を続けて、その帰りには江戸見物もして、今や帰国の途中であると話した。
半七捕物帳:33 旅絵師 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)