“宿根”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅっこん66.7%
しゅくこん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを聴いた時からちょうど七十年、まだ宿根しゅっこんは残っているものとみえて、今頃またこのような話を花咲かしめることになった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これは宿根しゅっこんの多年草であるが、もとより種まきの世話もなく、年々歳々生い茂って行くばかりである。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
何の手入もしないに、年々宿根しゅくこんが残っていて、秋海棠しゅうかいどうが敷居と平らに育った。その直ぐ向うは木槿もくげ生垣いけがきで、垣の内側にはまばらに高い棕櫚しゅろが立っていた。
カズイスチカ (新字新仮名) / 森鴎外(著)