家治いはえる)” の例文
時の将軍家は家治いはえるであった。九代将軍家重の長子で、この事件の起こった時には、その年齢五十歳、普通の日本の歴史からいえば、暗愚の将となっている。しかしそうばかりでもなかったらしい。
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)