“宣光”の読み方と例文
読み方割合
のりみつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毅堂はこの年嘉永壬子の夏六月に至って時習館の教授を辞して江戸に還り、名を宣光のりみつ、字を重光と改めた。通称郁太郎を改めて貞助ていすけとなしたのも恐らくこの時であろう。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
明治二年己巳きし三月七日明治天皇の車駕しゃが京師を発し同月二十八日に東京城に入った。『毅堂丙集』に曰く「三月 上東京ニ幸ス。宣光のりみつ鑾輅らんろニ後ルヽコト十日ニシテ乃京師ヲ発ス。」
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)