トップ
>
定斎屋
>
じょさいや
ふりがな文庫
“
定斎屋
(
じょさいや
)” の例文
うるさく病む眼の邪魔になって、
蝙蝠
(
こうもり
)
がおちこち飛び交していた。薬売の
定斎屋
(
じょさいや
)
が、宣伝の
薬筥
(
くすりばこ
)
の
鐶
(
かん
)
の鳴りを止めてしずかに帰ってゆく。
美少年
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
東京で震災前までは
深川
(
ふかがわ
)
へんで見かけたことのあるあの
定斎屋
(
じょさいや
)
と同じようなものであったらしいが、しかし枇杷葉湯のあの朱塗りの荷箱とすがすがしい呼び声とには
物売りの声
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
汗ばんで来たなと思うころには、カタカタと音をさせて、
定斎屋
(
じょさいや
)
がくる、甘酒売りがくる。
旧聞日本橋:14 西洋の唐茄子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
定
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
斎
常用漢字
中学
部首:⽂
11画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“定斎”で始まる語句
定斎
定斎売