“孿生”の読み方と例文
読み方割合
ふたご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
因って徒歩して一都城に到り、僧となる。跡に残った驢は孿生ふたごの男児を生み、その子孫皆孿ふたごで金銀茶布を有し、いつも富み、その後胤殖えて支那人となったと。
そこで早速自分の所有のを出して見競べて視ると、兄弟が孿生ふたごか、いづれをいづれとも言ひかねるほど同じものであつた。自分のの蓋を丹泉の鼎に合せて見ると、しつくりと合する。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
そこで早速自分の所有のを出して見競みくらべて視ると、兄弟か孿生ふたごか、いずれをいずれとも言いかねるほど同じものであった。自分ののふたを丹泉の鼎に合せて見ると、しっくりとがっする。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)