“嬌娜姿”の読み方と例文
読み方割合
やさすがた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と美しいひとは、やや急込せきこんで言って、病身らしく胸をおさえた。脱いだ羽織の、肩寒そうな一枚小袖の嬌娜姿やさすがた、雲をでたる月かとれば、離れた雲は、雪女に影を宿して、墨絵につやある青柳あおやぎの枝。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)