嫋美たおや)” の例文
不意に嫋美たおやかな笑いこぼれ。新九郎はハッとして振り顧ると、簀戸すどの向うにいてみえた姿は、たびたび枕元へ来て、優しい言葉をかけられた寮のあるじの御方である。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)