娼妓じょうろ)” の例文
あなた方の御酒のお相手を致すような芸者や旅稼ぎの娼妓じょうろとは違います、余りと申せば失礼を知らぬ馬鹿/\しいお方だ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
御淋おさびしゅう御座りましたろう、御不自由で御座りましたろうと機嫌きげん取りどり笑顔えがおしてまめやかに仕うるにさえ時々は無理難題、先度せんど上田うえだ娼妓じょうろになれと云いかかりしよし。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そこがおつうおかしく云うのだ、人間は楽しみが無くってはいけません、わたくしも女を抱いては寝ませんが、瞽女町へ往って芸者を買ったとか、娼妓じょうろを買ったとか、旨いものが喰いたいから
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
娼妓じょうろにするか妾に出すか知らぬが。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)