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娧
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いと
ふりがな文庫
“
娧
(
いと
)” の例文
この
仇無
(
あどな
)
き
娧
(
いと
)
しらしき、美き娘の
柔
(
やはらか
)
き手を携へて、人無き野道の
長閑
(
のどか
)
なるを
語
(
かたら
)
ひつつ行かば、
如何
(
いか
)
ばかり楽からんよと、彼ははや心も
空
(
そら
)
になりて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
かの
男女
(
なんによ
)
は
娧
(
いと
)
しさに
堪
(
た
)
へざらんやうに居寄りて、手に手を
交
(
まじ
)
へつつ
密々
(
ひそやか
)
に語れり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
娧
部首:⼥
10画