“娧(いと)” の例文
この仇無(あどな)き娧(いと)しらしき、美き娘の柔(やはらか)き手を携へて、人無き野道の長閑(のどか)なるを語(かたら)ひつつ行かば、如何(いか)ばかり楽からんよと、彼ははや心も空(そら)になりて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
かの男女(なんによ)は娧(いと)しさに堪(た)へざらんやうに居寄りて、手に手を交(まじ)へつつ密々(ひそやか)に語れり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)