“妖凄”の読み方と例文
読み方割合
ようせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ葉子がどうしても弁護のできないのはますます目立って来た固い下顎したあごの輪郭だった。しかしとにもかくにも肉情の興奮の結果が顔に妖凄ようせいな精神美を付け加えているのは不思議だった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)