好色漢すけべえ)” の例文
「……惚れようが惚れまいがこっちの勝手だ。フザケやがって……芸妓げいしゃだって同等の人間じゃねえか。好色漢すけべえがドウしたんだ……手前てめえ等あ役人の癖に……」
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
このうち料理番コック好色漢すけべえの支那人が、別嬪と聞いてわざわざ覗きに上って来た位、美しいのであった。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
好色漢すけべえらしいところは微塵みじんもなく、却て記者を不良か何かと見たらしい顔付である。
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
「……バカア……好色漢すけべえ……そんな事を云うたて雛妓おしゃくは惚れんぞ……」
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「だけど、おれあ彼奴あいつ嫌いさ。好色漢すけべえだってえから……」
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
「初めやがった好色漢すけべえ野郎!」
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)