“好劇癖”の読み方と例文
読み方割合
かうげきへき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは好劇癖かうげきへきがあつたので、歩をとゞめて視た。さて二三町行つて懐を探ると、金が無かつた。わたくしは遺失したかと疑つて、くびすめぐらして捜し索めた。しかし金は遂に見えなかつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)