女中部屋じょちゅうべや)” の例文
赤ん坊は女中部屋じょちゅうべやに運ばれたまま、祖母のひざには一度も乗らなかった。意地いじの弱い葉子の父だけは孫のかわいさからそっと赤ん坊を葉子の乳母うばの家に引き取るようにしてやった。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「けれども台所と女中部屋じょちゅうべやへははいれないことになっている」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)