“じょちゅうべや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女中部屋66.7%
婢室33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤ん坊は女中部屋じょちゅうべやに運ばれたまま、祖母のひざには一度も乗らなかった。意地いじの弱い葉子の父だけは孫のかわいさからそっと赤ん坊を葉子の乳母うばの家に引き取るようにしてやった。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「けれども台所と女中部屋じょちゅうべやへははいれないことになっている」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
それはたしかに人間の足で、婢室じょちゅうべやの灯をうけて肉の色も毛の生えているのもはっきりと見えていたが、その指が大人の腕ぐらいあった。
天井からぶらさがる足 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)