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『天井からぶらさがる足』
ふりがな文庫
『
天井からぶらさがる足
(
てんじょうからぶらさがるあし
)
』
小説家の山中峯太郎君が、広島市の幟町にいた比のことであった。それは山中君がまだ九つの時で、某夜近くの女学校が焼けだしたので、家人は裏の畑へ往ってそれを見ていた。その時山中君は、ただ一人台所へ往って立っていたが、何かしら悪寒を感じて眼をあげた …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
幟町
(
のぼりまち
)
比
(
ころ
)
呆気
(
あっけ
)
婢室
(
じょちゅうべや
)
某夜
(
あるよ
)
烟
(
けむり
)