“奝然”の読み方と例文
読み方割合
ちょうねん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このついでにいう、『日本霊異記』や『本朝文粋』に景戒きょうかい奝然ちょうねんが自ら羊僧と名のった由見ゆ。『塵添壒嚢鈔じんてんあいのうしょう』十三に羊僧とは口に法を説かざるをいう。
知礼は問書を得て一閲して嘆賞し、東方にかくの如き深解じんげの人あるか、と感じた。そこで答釈を作ることになった。これより先に永観元年、東大寺の僧奝然ちょうねん入宋にっそう渡天のがんを立てて彼地かのちへ到った。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)