奉教人ほうきょうにん)” の例文
この話は我国に多かった奉教人ほうきょうにんの受難のうちでも、最もずべきつまずきとして、後代に伝えられた物語である。
おぎん (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
オルガンティノは翌日のゆうべも、南蛮寺なんばんじの庭を歩いていた。しかし彼の碧眼へきがんには、どこか嬉しそうな色があった。それは今日一日いちにちの内に、日本の侍が三四人、奉教人ほうきょうにんの列にはいったからだった。
神神の微笑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)