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奈何
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いかゞ
ふりがな文庫
“
奈何
(
いかゞ
)” の例文
今の噴火の景などは言ふに足らず。プリニウスの
書
(
ふみ
)
に見えたる九十六年の破裂は
奈何
(
いかゞ
)
なりけん。灰はコンスタンチノポリスにさへ降りしなり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
『
奈何
(
いかゞ
)
でせう、精一杯なところを申上げて、五十五銭。へゝゝゝゝ。それで
宜
(
よろ
)
しかつたら御引取り申して置きやす。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
しかし諸子の見る所は
奈何
(
いかゞ
)
であるか。諸子はかくても猶籍を拙者の門下に置くことを厭はないかと云つた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
只だ猶心に懸るは、恩人なる
貴人
(
あてびと
)
の思ひ給はん程
奈何
(
いかゞ
)
なるべきといふ事なり。彼人はわれ舊に依りて羅馬にありて
書
(
ふみ
)
を讀めりとおもひ給ふならん。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
遠方竹輿など被下候には及不申、此儀は堅御断申上候。但止宿之事は此節
奈何
(
いかゞ
)
可有御坐、此は臨時之事と奉存候。此段匇匇奉答仕候。頓首。九月端五。松崎慊堂、伊沢長安様。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
奈
常用漢字
小4
部首:⼤
8画
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“奈何”で始まる語句
奈何云
奈何様
奈何樣
奈何為