奇々怪々ききかいかい)” の例文
その奇々怪々ききかいかいなる部屋部屋を見て歩いているうちに、とつぜんゆかが落ち、あッという間に一同はこの部屋へ落ちこんだのだ。
時計屋敷の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
雨はいぜんとして降りしきり、強風はものすごい音をたててふきすさぶ、あかりがチロチロとまたたく、夜はふけた、イバンスの奇々怪々ききかいかいな物語はいつはてるともしれない。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
奇々怪々ききかいかい
大金塊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
奇々怪々ききかいかいなる博士のふるまいである。いったい、なんでそんなことをするのか、その秘密をここでつきとめてしまいたい。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
奇々怪々ききかいかいなるその大事件は、第一ページにあたるその日において、ほんのちょっぴり、その切口きりくちを見せただけであった。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
あとに残るは、あらされたる仏壇と、死体のなくなって空っぽになった棺桶だけであった。火辻軍平の死体は、どこにあるのだろう。まことに奇々怪々ききかいかいなる事件!
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
もし事実なら、奇々怪々ききかいかいなる出来事だといわなければならぬ。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
待っていた奇々怪々ききかいかい
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)