太虚みそら)” の例文
一四九りようして太虚みそらのぼり、地中ちちゆうをわすれたるならずや。秀吉竜と化したれども一五〇蛟蜃かうしんたぐひなり。一五一蛟蜃の竜と化したるは、寿いのちわづかに三歳みとせを過ぎずと。これもはた後なからんか。
太虚みそら宮殿みや階段きざはし踏み
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)