太目ふとめ)” の例文
その下には、白い小倉服の太目ふとめのズボンを穿いて、ダブ/\したズボンの下から、草鞋を穿いた素足が出てゐる。誠に見すぼらしい恰好である。年は二十歳位で、背丈は五尺に充たない。
葉書 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)