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太々
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ふて/″\
ふりがな文庫
“
太々
(
ふて/″\
)” の例文
大黒屋徳右衞門の
太々
(
ふて/″\
)
しさ、盜賊を一杯かつぐ氣で、砂利詰の千兩箱を並べ、その上で
屠蘇
(
とそ
)
の杯をあげるなどは、いかにも人を喰つたやり方です。
銭形平次捕物控:248 屠蘇の杯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
酒飮みらしく赤く
爛
(
たゞ
)
れて、そのどんよりと濁つた眼つきには踊りが餘り手に入り過ぎたせゐでもあらうが、
太々
(
ふて/″\
)
しく落ち着いた、人を馬鹿にしたやうなところがある。
二月堂の夕
(旧字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
東作の
太々
(
ふて/″\
)
しさと、その
企
(
たくら
)
みの深さに壓倒されて、彦兵衞は燃ゆる眼に宙を見たまゝ、血の出るほど唇を噛みました。
銭形平次捕物控:075 巾着切の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一つは、商人の家の空氣の中に住むと、六郎は全く始末の惡い存在で、その荒々しい氣風と、喧嘩早い
太々
(
ふて/″\
)
しさは、
皆
(
みん
)
なから反感を持たれるのも無理のないことだつたのです。
銭形平次捕物控:032 路地の足跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
三輪の萬七は中年者の
太々
(
ふて/″\
)
しさをむき出しに、お
神樂
(
かぐら
)
の清吉に
顎
(
あご
)
をしやくるのです。
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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と
太々
(
ふて/″\
)
しいことを言ふのです。
銭形平次捕物控:204 美女罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
々
3画
“太々”で始まる語句
太々餅
太々神楽