“天真”のいろいろな読み方と例文
旧字:天眞
読み方割合
てんしん71.4%
ナイブテ14.3%
ナイーブ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分が悪くした妻から、幸福を求めるのはおしが強過ぎるじゃないか。幸福は嫁に行って天真てんしんそこなわれた女からは要求できるものじゃないよ
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼女は特にベエトオヴェンのソナタ第二部のうちから天真ナイブテなものを選んだ。
恩人 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
民衆は天真ナイーブで自分達のうちにあるこの天才と恐怖とを自覚していないように見える。
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)